家計簿を収支だけで記録している方、断言します。古いです!
なぜか? 理由は3つあります。
①家計簿はライフイベントから逆算してつける必要があるから
②現代~今後、資産は銀行預金だけでは賄えず、株式など投資へシフトしていっているから
③預金と金融資産へのバランスをとっていく必要があるから
詳しく書きますね。
①家計簿はライフイベントから逆算してつける必要があるから
当たり前でもすごく大事になんですが、生きていれば重要なライフイベントってありますよね。
結婚しない・子供いない、としても、寿命が長くなっただけ生活していくのに十分な老後のお金ってどうなるの?って気になりませんか?
私は、「今はまだまだ若いから大丈夫!」なんて時代は終わったと思っています。
2019年、金融庁から「老後の夫婦2人暮らしで2,000万円の貯蓄が必要」と発表がありましたが、
今の20代・30代の世代が老後を迎える頃には2,000万円じゃ足りないと思います。
(おそらく現代ですらギリギリかも?)
子供が居る・親の介護が必要・自分の老後の生活、いくら必要だと思いますか?
自分の収入と照らし合わせてみて、大丈夫!って言える方は、私のブログは参考にならないかもしれません。
人生でどのくらいのお金(生涯資金、と言います)が必要か分からない方、
分かるけど大丈夫じゃないなって方は、もう少しお付き合いください。
②現代~今後、資産は銀行預金だけでは賄えず、株式など投資へシフトしていっているから
大体の方が、どこかの職場で働いてお給料をもらうスタイルだと思いますが
これだけで生涯資金を賄うのって、独身の方や高収入(年収数千万を超えていく)の方以外、
難しいんですよね。
なぜなら、30年単位の賃金は上がってない、天引きの社会保険料は増える、世界情勢によって物価も上がっているのに物を買った時の消費税も上がっている、銀行預金の利息は0.1%以下、人口は減っていき国内の需要と生産は減っていく・・・
要するに、手取りは減っているのに同じものを買うのに多くのお金を払わないといけない、さらにお金が増える要因がない、っていう状況なんです。
この状況を打破するために、国は投資を促進する政策を打ち出していて、NISAやiDeCoで資産運用をする20~30代が増えていっています!
(ある意味、企業からのお給料だけではどうにもならないかもって、
国も諦めてしまっている悲しい現実だと思っています。)
③資産のバランスをとっていく必要があるから
資産運用で資産を増やそう!といっても、
収入と支出、運用する資産の種類でバランスをとる必要があります。
いきなり株を始めて、一つの銘柄だけを購入する!とか、
掛金が税金の控除になるからといって、貯金もないのにiDeCoに全振りしてしまうのは
リスクがあるのは分かりますよね。
資産運用には種類があるので制度を理解し、目的に合った利用が大事です。
→資産運用の種類と始め方についてはこちらで詳しく載せています。
また、運用している資産がどんな状況か確認していくことも大事です。
まずは、預金額・年間の収支を把握することから始めましょう。
収支を記録するのが面倒な方は、
1年前の預金額と現在の預金額が増えているか、減っているか、だけでも把握しておきましょう。
年収ー増減額でも、ある程度の収支が分かります。
これらの理由から、私は収支だけでなくライフプランからみた資産形成と、
そのための家計簿を推奨しています。
老後を迎える前に、住宅ローンなどを返済しきった状態にして、
安心できるだけの資産を築いていきましょう。
【まとめ】
・家計簿をつける目的・・・生涯資金と現時点の資産・今後の収入が見合っているかを確認する
→生涯資金の試算についてはこちら
・生涯資金が足りない方・・・資産と収支を把握して、資産運用を始める
→資産と収支の把握の仕方についてはこちら
→資産運用の種類や始め方についてはこちら
生涯資金の試算・資産の把握については、それなりに時間がかかりますし、
年間の収支を記録するには継続が不可欠で、手間もかかると思います。
しかし、今から準備していけば、必ず安心してライフイベントを迎えることができると思いませんか?
一緒に安心して老後を迎える準備をしていきましょう!
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