こんにちは。
今回はFXの口座開設にはどの会社がよいか、について書きます。
証券会社は国内だけでなく海外にもたくさんあるため、迷ってしまうと思います。
・海外口座と国内口座の違い
違いはおよそ10項目あります。簡潔に表にまとめたのでまずは見てください。
項目 | 海外口座 | 国内口座 |
スプレッド | 広い | 狭い |
スワップ | 低い | 高い |
スワップフリー | ある | ない |
レバレッジ | 数百~数千倍 | 最大25倍 |
追証リスク | なし | あり |
ボーナス | 口座開設・入金であり | 取引量に応じてあり (取引〇万通貨で数千円など、条件は厳しめ) |
ロスカット水準 | 0~20% | 50%~100% |
注文方式 | 高い(NDD方式) | やや低い(DD方式) |
取扱商品 | 多い | 少ない |
税金の取扱い | 総合課税(給与所得等と合算) | 分離課税(およそ20%) |
確定申告時の損失の取扱い | 繰り越しできない | 最大3年繰り越せる |
スプレッド:取引にかかるコストになるので、国内のほうが有利になります。国内で最も狭いのは0.2、海外だと2~3はあります。
スワップ、スワップフリー:新規注文してから決済せずに日をまたぐと、ポイントが追加されます。必ず売買のどちらかがマイナスになるので、スワップフリー口座を有効に活用するのも手です。
レバレッジ:同じ掛け金でもレバレッジを高くすれば、より利益を見込むことができます。その分損失も増える可能性があるため注意が必要です。
追証リスク:追証(おいしょう)とは追加証拠金のことで、取引で証拠金以上に損失が膨らみすぎた際に強制決済され、証拠金以上に出た損失を補うため追加証拠金を請求されることです。
注文方式:DD方式とはDealing Desk(ディーリング・デスク)の略で、顧客とインターバンク市場の間にFX業者が入って取引します。FX業者のディーラーが顧客の注文に対してインターバンク市場に流すだけでなく、反対注文も行うことができる。
NDD方式はNo Dealing Desk(ノー・ディーリング・デスク)の略で、顧客注文をインターバンク市場へ直接流して取引することです。FX業者は顧客の注文には介入せず、システムを通してインターバンク市場へ流すだけとなる。
税金の取扱いと確定申告時の損失の取扱い:総合課税とは給与収入等と合算になり、所得に応じて最大45%の税率が課されます。以下の画像は国税庁が発表している税率です。(出展:国税庁)
これを見ると、普通のサラリーマンの給与で分離課税の20%を超える税率の給与年収(額面)はおよそ700万円なので、会社員なら国内口座のほうが不利な方が多数だと思います。
しかし、年間で損失が出た場合には国内口座では最大3年繰り越しできるので、最初は国内口座で繰り越しを活用して、利益が出せるようになれば海外口座に移行することも手です。
どちらもメリット・デメリットがあるので、使い分けるのがいいと思います。
以下の通り、向いてる傾向を書きましたので参考にしていただければ幸いです。
最後に、おすすめの海外口座、国内口座を紹介します。
・海外口座
・国内口座(入出金手数料はかからない会社がほとんど)
DMM FXの特徴
・チャート内で直観的な注文操作が可能
・LINEでサポートが受けられる
・即日で口座開設が可能
LINE FXの特徴
・LINEに約定・急騰急落・指標発表・売買目安の通知がくる
・TreadingViewが無料で使える
SBI FX
SBI FXの特徴
・証拠金100円と少額から始められる
・通貨ペアが多い
松井証券 FX
松井証券 FXの特徴
・証拠金100円と少額から始められる
・レバレッジを指定できる
会社によってチャートの仕様やニュースの情報などが違います。
口座の開設だけは無料なので、いろんな会社の口座を試してみてくださいね。
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